2009年6月24日水曜日

紅廣木材のあれこれ

堀川の松重閘門の近くにあります。
水や緑が多く、名古屋の中心に位置しながら非常にきれいな場所です。





旧事務所の中庭です。非常に腕の良い職人さんが建てた日本家屋です。
左奥に見えるのが現在の事務所で、木材とはかけ離れたイメージのコンクリート打ちっぱなしの建物です。


旧事務所の1階です。現在は物置として利用されています。



2階です。こちらは全く使用されていません。建築当初の高さ基準の関係で窓際の天井が低いのが特徴です。ちなみに当時は5mまでに規定されていたそうです。



そして、こちらが雪見障子です。非常に細かい細工がされており、建具職人の技術に感動しました。
-雪見障子
明かり障子の一種。紙貼障子の一部が透明ガラス入りで、その室内側にさらに上下にスライドする紙貼の小障子(孫障子)がついたもの。



現在の住宅にはない細工が随所に見られ、非常に勉強になりました。
この日本家屋が、強度的な面も含め、新たな用途として生まれ変わることが出来るのか興味があります。勉強をさせていただきながら、活用方法の提案をしていきたいと思います。

2009年6月19日金曜日

自転車ラック

ひさびさの都市の森・再生工房の登場です。

以前、伊藤孝紀研究室が「ECO2 CYCLE TOUR」というインスタレーションで都市の森・再生工房の剪定資材を活用して作成した自転車ラックです。今回はNPO法人 大ナゴヤダイガクの主催するイベントで使用しました。

三角と四角の部材をサンドイッチし、最後にボルトでつなぎ合わせる仕組みです。大げさな工具を使わず、細かく分解して運べるので、どんな場所でも仮設的に設置できます。
ただし、重いのが難点でしょうか…。私たち研究室のメンバーも、肉体労働に汗をかきながら組み立てました…。



たくさん並べると、木の風合いが際立ちきれいです。↑
さらに、名古屋市のキャラクター「はち丸」も登場しました。まるまるの頭にまるまるの目がかわいいですね。私たちははち丸くんとばっちり記念写真を撮りました!


前から見てもかわいらしいはち丸くんですが、大きな荷物をしょった後姿は何ともいえないかわいらしさがあります。
剪定資材を利用した木の自転車ラックが名古屋の繁華街で使用されることは、素材としての木に目を向けてもらう良い機会だと思います。このような機会が増え、剪定資材が人の目に触れることで、人々に愛着を抱いてもらえる存在になっていくといいのではないかと感じました。

2009年6月16日火曜日

試作品もうすぐ完成



 強度や接合部を確かめるために、試作品をつくっていただいています。
 今回は4200×600×20のベイツガのフリーボードを使用します。本来はNCルーターでの加工ですが、試作ということで図面を持って行き、その場で部材を切り出しながら印を付けていきました。
 実際のスケールに落としてみると、ちょっとした寸法の差が、印象や強度に大きな違いを与えることが分かりました。このプロジェクトが始まる頃は、想像で大きさを考えてしまっていましたが、今ではコンベックスが必需品です。実際の大きさを確かめながら寸法を決めていくことが非常に大切だと日々実感しています。
 来週には試作品を組みながら検証が出来るということで、不安でもあり、楽しみです。でき次第、報告したいと思います。

2009年6月5日金曜日

工場見学 PART2

集成材の造作を行う企業の工場を見学してきました。
そこで、集成材をつくる工程と、その加工を見せてもらいました。

まず、木材をジョイントします。
次に、ジョイントされた材を並べ、プレスします。
表面を磨いて完成です。

ここまでは前置きでした。
今回工場を見せていただいた目的に移ります。

今日の目的は、加工する際に使用する機械を見せてもらい、どのような加工が可能なのかを勉強させていただくことでした。
その機械がNCルーターです。
住宅の階段やキッチンカウンターを作る時に使う機械です。たくさんの歯とデジタル化によって、木材にスリットを入れたり切り欠いたりする加工が可能です。
実際にスリットを入れてもらいました。歯の関係で、角にアールがつくそうです。
アールがつくことで、接合部に隙間が出来たり、組んだ時に問題が出るのかを検証するのが今後の課題です。今回、スリットの実物を実際に見て、手にとって組み立ててみて、体感できた事で、実寸に落とし込める実感が得られた事が良かったと思います。

今後、強度や接合方法はもちろん、意匠のスタディも重ね、実現に向けて進めていきます。