2009年7月11日土曜日

51pieces KUMIKI

先日、ogniというショップに行った時に置かれていたを玩具を紹介します。
組木という技術を使用しています。それ自体が美しいですが、知恵の輪のように解体しながら遊びます。わたしも挑戦しましたが、すごく難しく挫折しました。
-ogni
51pieces KUMIKI / 51本型組木
design: Shigeo Yamanaka
デザイン:山中成夫


日本が誇る伝統工芸のひとつ、組木細工の「51本型」は、小田原市指定重要文化財保持者である四代目山中成夫氏が考案・制作している作品。その名の通り51本のピースが組み合わされ、シンプルながらも立体感のあるデザインです。小さな立方体が整然と並ぶ姿は神々しくもあり、パズルとしての楽しさだけでなくインテリアとしても価値のある逸品です。組木細工は小田原地方の伝統技術で、四角い木片を金具などを使わずに組み立て、解体する事のできる玩具、いわば立体のパズルです。江戸時代の中頃「知恵木」「知恵板」と呼ばれる遊具が使われていたことが文献にあり、これが組木細工の原点といわれています。また、釘などを一切使わない木組み構造が特徴の日本の神社建築をヒントにしたともいわれています。

-山中組木工房
山中組木工房は、明治20年頃に指物(さしもの)技術をマスターした山中常太郎氏によって創始され、その後すぐれた後継者の手によって現在のような高度なデザインと巧みな技術を駆使した多くの組木細工が作られるようになりました。現在は神奈川県卓越技能および小田原市指定重要文化財保持者である4代目成夫氏と、神奈川県青年優秀技能者保持者である5代目忠明氏に受け継がれ、組木・寄木・秘密箱を中心に、伝統的な作品は残しつつ、より視野を広げたデザインを目指しています。

http://www.dento.gr.jp/yamanaka/

2009年7月6日月曜日

試作品ついに完成

ついに完成しました!紅谷社長作っていただいてありがとうございました。



ミニサイズの試作品です。今回は構造的な部分を試そうということで、壁部材(上写真の奥に立っている2枚の部材)を短くして制作しました。



壁部材に机や棚を差し込んでインテリアとして使用します。スリットに部材を差し込むと、穴(スリット)が埋まっていき、構造的に安定します。




組み立て風景です。

スリット部分が膨張していたので、スリットが小さくなっていました。人の手では組み立て不可能ということで、金槌を使って差し込みました。

木は湿度により、収縮膨張を繰り返します。今の時期は湿気が多く、いったん組み立てると解体出来ない可能性があります。逆に冬は乾燥しているので、収縮し、噛み合わせがゆるくなるかもしれません。

収縮、膨張率を加味した加工を施す必要があります。また、実際はNCルーターで正確に切りぬくので、機械との兼ね合いもあると思われます。いずれにしても今後の課題です。

また、材自体が湿気を吸い、湾曲していました。表面積が大きい部材ほど、たわむそうです。厚みがあると、たわみがやや緩和されるそうです。今回は20mmの厚さの材を使いましたが、強度的にも25mm以上は必要だろうということで、修正していきます。


次にスリットを見てみます。
今回のスリットは本番のNCルーターとは異なり、角にアールがありません。よって、ぴったりと接合していますが、実際はアールによって隙間が出来ます。


他にもいくつか課題があります。
問題点と整理しつつ、修正していきたいと思います。
1/1(実寸)での試作品の作成は、図面で見る寸法と間隔のずれや小さな寸法のずれが大きく影響してくるなど、勉強させられることばかりです。また、わたしはデザインや構造に気を取られがちになっていますが、実際の取り付け方、マーケティングの方法、販売戦略など大きな視点で捉えることも忘れてはいけません。周りのプロの方々から、いろいろ吸収していきたいと思います。

スリット

TypeA/Bにあります。

スリットを用いています。きれいな3次元です。

図書館の机

名古屋工業大学の図書館にある机を紹介します。


この机は、集成材で出来ています。ピンクと黄色の材が混ざり合い、非常に木目が美しく仕上がっています。すべて国産材で出来ています。木材を扱う会社のネットワークを利用して、いろいろな企業から材を集めたそうです。

TypeA/Bがデザインし、紅廣木材が制作しました。
A4の位置に細いスリットが入っています。集成材は材を圧縮して作るために、寸法を与えて模様を入れることは非常に難しいようで、非常に骨の折れる作業だそうです。
ちなみに、机の上ではソファの展示が行われていました。うちの研究室で進行中の「産学共同デザイン」です。この机が図書館に届いて第1号の展示が、うちの研究室の展示だそうです。

また、この机は折りたたみ式です。ちょうつがいが付いていて、持ち運び時には便利です。簡単な細工で機能面を実現している点が参考になります。しかし、重いのが難点でしょうか。HALLOWの制作時にも重量は考慮する点です。